L⇔R通算7枚目のアルバム。黒沢健一氏が孤高の天才である事は間違いないが、この時のL⇔Rはメンバー3人共が無敵状態に入っている。それは当時のライブ音源を聴いても明らかだ。秀樹氏のギターと木下氏のベースを聴いて頂きたい。プレイヤーとしてのみならず、クリエイターとしても輝きを放っている。その輝きはL⇔R解散まで失われることは無い。
L⇔Rのアルバムには当然捨て曲などいうものは存在せず常に全曲必聴なのだが、とんでもない傑作がさりげなく挿入されていることが多々ある。例えばここに収録されている”SEVENTEEN”などは、誰が、いつ、どこで聴いても納得の名曲だろう。
L⇔Rは常にロック魂全開の攻めのロックバンドだ。ライブはもちろんスタジオ録音でさえもスリリングなスピード感が最大の特徴だ。
このアルバムに付いているブックレットにこう書いてある。
「Please Play It Loud!!」
デカい音でガンガン聴くことを前提としたサウンドなのである。
今、メモリを3つ上げました。木下さんのベースが凄い。